渋野日向子とは
「シブコ」の愛称で知られる渋野日向子プロ。
試合中も絶えない笑顔のプレースタイルは、子供からシニアまで幅広い人気を博しています。
渋野プロは、1998年11月15日の21歳で、血液型はAB型。所属はサントリー。
小学校2年生の夏休みからゴルフを始めた一方、スポーツ少年団のソフトボールでは投手としてもがんばっていました。
以前テレビ番組で、渋野プロが神と称賛している、北京オリンピックソフトボール金メダリストの上野由岐子投手と対談をしています。
この時のツーショットを自身のインスタグラムに笑顔で公開するほど、ソフトボールにも思い入れがあったようです。
中学生になると軟式野球部に唯一女子として入部するほどのスポーツ少女に成長します。
そんな渋野プロの転機は、「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」中学女子の部で優勝して、スポーツをゴルフ一本に絞ります。
2018年高校を卒業後してプロテストに臨みますが不合格となり、その後にサードQT進出者の資格を得てステップアップツアーに参加。
7月に「アース・モンダミンカップ」の主催者推薦競技会に出場して、初日の9番ホールでホールインワンを達成して600万円を獲得しています。
やはり 持っている選手はこのあたりが違います。
同月に2度目のプロテストに合格して、晴れてJLPGA90期のプロゴルフ選手となります。
他の黄金世代と呼ばれる選手と比べると少しのんびりしていますが、ここからシンデレラストーリーが一気に始まります。
2019年5月のJLPGAツアー公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」を通算12アンダー、しかも大会史上最年少の20歳178日ツアー初優勝。
7月に「資生堂 アネッサ レディスオープン」で2勝目をあげて全英オープンへ挑みます。
そして8月に出場した運命のLPGA「AIG全英女子オープン」は、初日と2日目は2位、3日目で単独首位に立ち世界から注目を集めます。
最終日は12番ミドルホールをドライバーでワンオン、バーディーとすると、世界のゴルフフアンを虜にしてエンジン全開。
最終18番ホールは約5mのバーディーパットを決め、通算18アンダーで日本人選手として樋口久子さん以来、42年ぶり2人目のLPGAツアーを初出場初優勝。
笑顔を絶やさないアグレッシブなプレースタイルは国内外のゴルフファンやメディアから「スマイルシンデレラ」と称賛されました。
国内ツアーに戻っても勢いは止まらず、9月「デサントレディース東海クラシック」、11月「大王製紙エリエールレディスオープン」で優勝。
賞金女王の座を鈴木愛と最後まで争いましたが、国内賞金ランクは惜しくも2位でシーズン終了。
それでも最後の最後まで、面白いシーズンにしてくれました。
2000年のオフシーズンはウエイトも増やし身長167cm 体重62kgにして、全英オープンで連覇を目指しましたが残念ながら予選落ち。
今回はゴルフの女神は彼女に微笑まず、リンクスコースの洗礼を与えました。
現在は渋野プロの目標である東京オリンピックの出場と5大メジャー制覇を目差して全米ツアーに参戦中です。
プロ2年目でまだまだ若い渋野プロは、きっと近い将来、笑顔で優勝してくれるでしょう。
渋野日向子クラブセッティング:2020年 アース・モンダミンカップ
ドライバー:PINGG410 プラス ドライバー(10.5度)
FW&UT :PINGG410 LST フェアウェイウッド(3番14.5度)
G410 フェアウェイウッド(5番17.5度)
G410 ハイブリッド(4番22度、5番26度)
アイアン :PINGi210 アイアン(5番~PW)
ウェッジ :PINGグライド 3.0 ウェッジ SS(52度、56度)
パター :PINGシグマ2 アンサー パター
全てPINGで固めるとは、クラブスポンサー冥利に尽きるでしょう。
渋野プロの主な戦歴
優勝歴 LPGAツアー1勝・JLPGA4勝
2019年 大王製紙エリエールレディスオープン 優勝
2019年 デサントレディース東海クラシック 優勝
2019年 AIG全英女子オープン 優勝
2019年 資生堂 アネッサ レディスオープン 優勝
2019年 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 優勝
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